メルボルンにて、自転車旅の先輩の力を借りて、大冒険の準備。その1【オーストラリア自転車旅 #9】

2021年11月23日(火)〜29日(月)

11月23日(火)から、再びWarmshowersを使ってメルボルンにいるホストにお世話になることにした。

2,3日泊めてもらって、自転車旅の先輩にアドバイスも貰えたらなぁ、くらいの軽いつもりでいたけれど、結果、1週間も泊めさせてもらうことになった。

「ぼくの自転車旅の師匠」と呼べる人、Mikeとの1週間は、ホントに濃くて、素敵な時間になった。

目次

11月23日(火):ホステルからMikeの家へ移動。

朝はメルボルンのホステルで目覚め、チェックアウト。

その後、ホステルのロビーで午後4時くらいまで過ごさせてもらってから、Mikeのお家へ移動。市街地からもそんなに遠くない場所。

5時半頃に到着。

Mike (マイク)との出会い

Mikeにはメルボルンから出発するにあたって本当にお世話になった。

初めは少し固い人なのかな?と思ったけど、話し始めると全然そんなことなくて、むしろホスピタリティ溢れて仕方ないくらい。到着すると、ビールとポテチを出してくれて、早速今回の僕の自転車旅の計画の話に。おすすめのルートをすごく丁寧に地図を見ながら教えてくれた。

マイクは今は60代でこれまでに世界中をサイクリングしてきた、本当に経験豊富なバイクパッカー。

日本にも行ったことがあって、とても印象が良かったらしく、ぼくの滞在中、何度も「日本での自転車旅の経験は本当に良かった!」と言ってくれた。海外で日本のことをよく言ってくれる人がいると、その度に嬉しいし、自分も日本の代表としてちゃんとしなきゃといつも身が引き締まる。

Warmshowersのホストとしての紹介では、「meal not provided (食事の提供はなし)」になってたけれど、夕食もごちそうしてくれた。夕食の後はティーを飲みながらサイクリング旅のコツを教わったり、自転車で旅することの素晴らしさみたいなものをたくさん話してくれて、もう全然止まらなかった!笑

マイクは本当に経験値が半端ないから、リアルでとても役に立つ情報をくれるし、話を聞いていてめちゃめちゃ面白い。

ぼくのステイを受け入れてくれて本当によかった!

11月24日(水):マイクと一緒にショッピング、夜はまたもや夕食をごちそうになる。

朝は8時半に起きて、自転車旅にいる物、いらない物の選別から始めた。

Great Ocean Roadで痛いほど分からされ、学んだ、荷物を持ち過ぎという事実。

絶対に減らしたほうがいい。

まずは靴。

マイクが薦めてくれ、あみあみの風が通りやすいやつを買う事にした。

ブーツやスニーカーは足が蒸れるし、北に行けば行くほど暑くなるし、荷物になるだけとのこと。確かに。。

グレート・オーシャン・ロードでは雨の日には防水の登山ブーツを履いていたぼく。。。

足は雨からは守られるけど、汗をかいたらどうせ足は蒸れるし濡れる。

雨から足を守るためだけに防水の登山ブーツは、確かに重いだけだった。

一度短い自転車旅を経験しておいて正解だった。経験したからこそ納得の行くこともある。

11時頃からマイクが旅に要るものを買いに連れて行ってくれた。

アウトドアショップでKeenの良い感じのサンダルと、6Lのウォーターバッグを購入。それとアドバイスをたくさんもらいながらALDIで食料も買い揃えた。

Keenのサンダル/ソールも比較的しっかりしてて足も蒸れなくて良い感じ!

マイクの家まで戻ってきて、マイクはワンちゃんのお散歩へ。僕は残ってお家で荷物の選別の続きと、自転車をキレイにした。チェーンとスプロケットを磨いて、オイルを新しく差して、自転車全体をタオルで拭いてあげた。グレートオーシャンロードお疲れ様。

食料がなかなか多くてパニアバッグ大きい方のやつ一つ丸々と、バックパックにも入れないと収まらないw

でも荷物を減らしたからこれが可能なのであって、本当にマイクのところにお世話になると決めて良かったと思う。

夜はマイクのガールフレンドのスージーのお家にお邪魔して、美味しいディナーをいただいた。

おもてなしが凄かった。

ワンちゃんのティンティンも可愛かった。

スージーはすごく親日で、何度も日本に行ったこともあって僕よりもたくさん日本のこと知ってそうな感じもした。(恥ずかしいよね)

ホステルで出会ったケビンもそうだし、スージーもそうだけど、日本のことを知ってくれている人たちに会うたびに、やっぱり僕も日本のことについてもっと勉強しなきゃだなぁと改めて思う。

それにしても、こんなによくしてもらって良いんだろうか。まだ今日は水曜だけど、土曜日にスージーのお馬さんを見にいかせてくれることになった。

本当に感謝。

11月25日(木):旅のルートをマイクが提案してくれる。自転車旅から学んだこと、感じたことについて語り合う。

朝は少し遅くまで寝てた。9時半頃起床。

午前中にマイクに自転車のチェックをしてもらった。

その際、スポークの調整の仕方とか、ディレーラーの調整の仕方をなんとなく教わった。何となく、ね!笑(もう忘れた。)

お昼過ぎにマイクのお友達のロスが訪ねてきて、お昼に僕も混ぜてもらった。ロスはキッチンカーみたいなのを持ってるらしい。マイクと小さい頃から友達で、何度も自転車旅に一緒に行ったとか。

夕方、マイクがここからブリスベンまでのルート、予定を調べてくれて、メモにまでしてくれてた。

マイクは一度ダーウィンからブリスベン経由でメルボルンまで自転車旅をしたことがあって、その際のルートを参考に逆走にはなるけれど、メルボルンからのルートを考えてくれたみたい。

本当にありがたい。感謝してもしきれない。。。!!

夜は、またディナーを作ってくれた。今日はメキシカン。ミールはnot provided なはずなのに。。美味しく頂いて、気休めだけど、食器くらいは洗わせてもらった。

そして、今日のハイライトは夕食での会話。メキシカンを作ってくれたのでそこからの話の流れで色々な国の食の話、そこから旅の話に。

将来も大切かもしれないけど、若い「今」という「時間」は今だけのもの。

マイクは本当にいろんな国へ行って、色んな人に会って、色んなものを見てきた。アメリカやイギリスのように物質的にはとても豊かな国もみてきたし、カンボジアなどのアジアの国では可哀想なくらい貧しい生活をしている人たちも見てきた。でも物質的に豊かな国の人たちの方が素気なかったり、とても貧しい暮らしをしてる国の人たちの方が良くしてくれたり。

本当に豊かなのはどちらなんだろう?と考える事が多かったとか。

貧しい生活をしてる人達の方が、その暮らしの中で、毎日を一生懸命生きてるからなのか、ポジティブな人達が多かったりもするんだって。

そしてこの日のマイクとの会話の中で一番心に残ったのは、

「自分が大切だと思うことにのみ時間を使うべき。」

という言葉。

お金や高い車やバイクはすごく価値のあるものに見えるかもしれない。けど、無くなっても死ぬわけではないし、本当に大事なものってもっと他にもあるんだと気づいたほうがいい。

本当に大事なものは家族だったり、愛犬だったり、周りにいる友達だったり、自分が経験することだったり。

将来のためにと、汗水垂らしてお金を稼ぐのもいいけど、その「お金を稼いでいる間の”時間”」はもう戻ってこないということも見過ごしちゃいけない事実。

若い今だからできることもある。

もし時間を無駄にしていると感じることに時間を費やしているのなら、今すぐそれをやめた方がいい。

自分が大切だと思う事にのみ時間を使うべき。

色々と経験してきたマイクの口から出てくる言葉には重みを感じたし、ぼくの心に刺さって、なんだか目頭が熱くなり、泣きそうになった。

次の記事に続く。

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